不動産業の今後

少し前に、FUKRATSという起業に特化した福岡のフリーペーパーにインタビュー記事をご掲載頂きました。



その時にいくつか受けた質問の中で、個人的なハイライトが不動産の今後はどうなるのでしょうか?というご質問。全部書き起こすと長くなるので、回答をかいつまんで紹介します。



腰が思い業界なのですぐには対応できないとは思うが、間違いなくオンライン化は進み紙作業がなくなっていくので、ベルトコンベア・杓子定規な仕事をする人間は消え、本物のプロフェッショナルがより求められる。例えば既に保険はオンラインで契約完結できるものも多いが、あれはチェック項目が限られているから。不動産はひとつとして同じものがなく、全てケースバイケース。例えばシロアリ発生やカビの生えやすさなどのリスクは人間の嗅覚が求められるし、不動産とは言え結局は人対人で、感情や経済状況によっても求められるものは変化していくので、あらゆる経験を積んだ臨機応変に動ける人間しか残らない。



自分で言っておきながら、なるほどと思ったりしてます(笑)



"不動産とはいえ人対人"というのは本当にそうで、土地や建物を介した人間同士のビジネスなので、業務に限らず人間性を高める努力も必要です。



例えば今、本屋さんは大手が残り、小さなところがバタバタと潰れていますが、街の古い不動産屋がどこもしっかり残っているのを見ると、やはりそういうことなのでしょう。



とは言え、人間力があっても前述の通り、"誰にでもできる仕事"は安く買い叩かれたりAIに駆逐されるので、常に危機感を持たなくてはいけません。20年後には不動産従事者が今の1/4程度になっている可能性は十分にあると思います。



まぁ、どこの業界もそうですよね。




もう一つ大事なことを上げるとすれば、自分自身や仕事にストーリーを作ること。




これはまた別の投稿でお話したいと思います。