Hirotsugu

記事一覧(24)

起業して気付いた至極当然なコト

春日公園の無料駐車場に駐車していてふと思ったのですが。結論から言うと「サボる」という概念が無いってことです(笑)サボるというのは雇用主等から時間的に拘束された中で仕事ではないことをすること、つまり遊ぶことだと思うのですが、事業主になると拘束されることがなくなるので、そもそもの概念が崩れます(クライアントに拘束されることはあるかも知れませんが)。そこで更にふと思ったことがあり。雇用されて働く8時間と、事業主として働く8時間って、同じ時間でも全く質が異なるよな・・と。昔、若いころ飲食などでバイトしていた時、忙しい時を除いて、本当に時間が経つのが遅かったです。入りたての2,3日間は、緊張していて覚えることいっぱいであっという間だったけども、慣れてくると長い。ラスト30分なんて永遠に感じました。しかし今は、時間よりもその日何をこなしたかが重要であり、誰にも監視されずルールにも縛られないので(あまりにも早く帰ると嫁さんに本当に仕事しているのかと不審がられることはあるかも知れませんが笑)、結構なストレスフリーの中で仕事ができています。今、働き方改革が叫ばれていますけど、議論されるのは働く時間ばかり。もちろん短いにこしたことはないけれど、例えば役職者と現場の人間とで、同じ時間でもかかる精神的疲労は全く異なるわけで、その辺をもっと考慮した方がいいと思うわけです。とは言え、国がいくら規制しようがブラック企業はきっと無くならないし、いち従業員が会社を変えようなんてほぼ不可能。ちなみに昨日、労働関係の裁判で被告である社長が「うちには有給制度はありません!」と高らかに宣言し裁判員が失笑していたというツイートが流れてましたけど(ホントかよって感じですが笑)。雇用することに国家資格もなければ食品衛生責任者のような必須講習もないので、稀にそういう人間が出てくるのもさもありなんという感じですが、つまり何が言いたいかというと、今の労働環境に不満がある人はさっさと独立してしまいましょうということです。サンプルは僕ですが、一応、個人事業主を3年、法人を3年やってきて言えることは、特別優秀でなくても、起業してなんとかやっていけるということです。特別なスキルがなくても大丈夫です。僕も不動産業未経験でいきなり個人事業主で始めましたから。スポーツ選手等は例外ですが、独立することに年齢も関係ない。そして、起業するならやっぱり福岡がオススメです。僕は完全独立する時に、大きな看板が外れるわけですから、みんなそっぽを向いてしまうんじゃないかってめちゃくちゃ不安だったんですけど、福岡って起業する人に優しいんですよねぇ。色々な方が以前と変わらず、いやそれより多く声をかけてくれて、助けて頂いてます。起業支援があるとか、生活コストが低く済むとかそれ以前に、そういう土壌があるのでしょう。以前フランスに住まれていた方からお聞きしたのは、フランスでは芸術をやっていると、売れていようがいまいが、一目おかれるそうなんです。「絵描いてるのか!お前すげーじゃん」ってなるそうで。ひょっとして、福岡では起業自体がフランスのそれに当てはまるのかなと思ったり。ちょっと行ったり来たりな記事になってしまいましたが、当たり前のことでも自分で動いてみないと分からないことが沢山あるという月並みな結論でした。※写真と本題は無関係ですw

【賃貸ショップでは教えてくれない部屋探しの極意】①心理学的視点から見た押さえるべきポイント

 さて、新年も明けたところで、進学・就職・転職等に備えてこれから部屋探しをお考えの方も多いと思います。そこで、僕がこれまで数百回(もっと?)物件案内をしてきた経験と心理学なども合わせて、部屋探しの際に何を重視したら良いのかについて、従来とは異なる視点でも語ってみたいと思いますので何かの参考にして頂けたら幸いです。 人間は得をしたい生き物お部屋探しをする方は、もう100%といって良いくらい、皆さん予算基準より良いグレードの物件を求めます。つまり7万の家賃予算で、8万円ぐらいのグレード物件を求めてしまう。これは僕も一緒です。月1万円浮いたら、結構良い服が毎月買えますし(笑) 
これを特に否定するわけではありません。わがままでもなく当然のことと思います。ただこれを前提として頂き、まず部屋探しに100点は無いことを自覚することは重要です。僕の感覚上、結果大体80点位で落ち着くことが多いですね。これはもう人間の欲求の仕組み上、仕方ない。それでも皆さん住んだ後に大体満足頂けています。もちろん、できるだけ100点に近づけるよう心がけています。 マズローの欲求5段階説に見る、何を捨てて、何を残すのか?残りの20点、何を捨てるのか?80点は何を残すのか?これを選択することで、結果的に満足できるようになります。そこで考えるべき最も重要な点は「何があると幸せに暮らせるのか?」です。幸せとは、人間本来の欲求が満たされた状態。そこで注目したいのが、「マズローの欲求5段階説」です。 これは、5つの欲求(1,生理的欲求 2,安全の欲求 3,社会的(所属や愛)欲求 4,承認の欲求 5,自己実現の欲求)を階層化し、人間の欲求は最も重要である1から順番に現れ、その欲求がある程度満たされると、次の欲求が現れるという心理学のひとつで、経営学にもよく取り入れられています。 

2019年 ご挨拶と覚悟 〜健康と集中のために〜

あけましておめでとうございます。旧年中は皆様に大変お世話になりました。皆様のご協力のお陰でまた新年が迎えられることを大変感謝致します。本年もどうぞ宜しくお願い致します。さて、弊社は本日より正式稼働しております。個人的な話で恐縮ですが、最近は心理学(といっても非常にキャッチーなやつです)をさわっており、今年はなりたい自分になるべく日々の行動を習慣化・システマチックにしていこうと思っています。忘備録・覚悟を決めるためにも取り急ぎ2つ発表します。 ①プチ断食する1日のうち食べる時間を8時間以内に抑え、残り16時間は何も食べないというプチ断食を昨年末頃から始めています。具体的には起床〜昼と、夜8時以降は、午前のガチrunや飲み会など余程のことが無い限り何も食べないというものです。こうすることで特に健康面の効果が沢山あるようで詳しくはググって欲しいのですが、空腹時間を作ることで脂肪が燃えやすいとか、仕事に集中しやすいとか色々あります。始めて10日ぐらい経ちますが(正月も一応やってたよ!)もう慣れてきて空腹でもあまりイライラしなくなりました。午前中はもっぱらコーヒーで(もちろん無糖)でごまかしています。②立って仕事するこれも仕事に集中する為と、カロリー消費の為です。まず眠くならないし、動きやすいんですよね。あと立って会議も、意思決定のスピードが早くなり、また会議時間を大幅短縮できるというデータもあります。ちなみに主観ですがバランスボール座りの仕事は意味ないと思います。あれは、あれは他に手をかけず不安定な状態で座るから意味があり、座って手・腕をデスクに置くと、手で不安定さを支えていることになるので・・。そもそもデカくて邪魔ですよね。。

食べログの不動産屋ver.って絶対必要だよねって話

不動産業といえば、一般の買い物の中で最も高額な商品を取り扱っているにも関わらず、昔から「ガメツイ・ウソつき・セコい」のイメージは拭えません(GUSと呼ぶことにしますか)。日本では数年前に宅建主任者から宅建士に呼び名を変えましたけど、実情はなんら変わっていませんね。先日の札幌の爆破事件で色々と業界の闇が暴かれ、日本ではタダでさえ低い不動産屋の評価が更に地に近くなってきている感がありますけど、アメリカでの不動産屋の立ち位置というと特に上級資格である「ブローカー」なら弁護士・医者と肩を並べるほど世間に認められているようです。この差はなんなんでしょう。僕自身はこの業界は6年ほど在籍していますが、昔から興味はありつつもそのイメージで敬遠していました。まぁR不動産に出会えたお陰でかなり変わったのですが。そこでタイトルの話になるのですが、今WEB上では、amazon等のEC、食べログ等の飲食、Airbnb等のトラベル系...あらゆるサービスが沢山の人によってレビューされています。Airbnbではゲスト側も評価されます。もちろんサクラ・ステマ等はあるものの、ある程度の指標にはなるので判断材料として多くの人が活用しています。というかそれがないと成り立たないレベルになっていますね。翻って不動産業はどうでしょうか?何もありません。不思議です。評価されちゃ困ることがあるのでしょうか?前述の通り、最も高い商品を扱うからこそ、一番評価を公に出すべき業種だと思います。知り合いもいない遠い地に転勤になったとしたら果たしてどこを信頼したら良いのか?地場業者の評判は割とわかったとしても、遠方ならある程度の評価軸がないと無駄に店を回ったり入居後に後悔することにもなります。免許業ですから不祥事を起こしても簡単に社名変更というわけにもいきませんし、改善にはかなりの効果があるのではないかと。またもう一つとして、複数の業者間での共同仲介が基本である我々にとっては業者間評価システムも必要かと思っています。これは以前のブログ「不動産業界はなぜFAX主義から抜け出せないのか?」でも記載したように、今、業務全体の健全化と効率化が必要であり、その為に最も手っ取り早い手段ではないでしょうか。ただし注意点として、業者間の評価に関しては、ネガティブな面ではなく、良い点のみを打ち出すと良いと思います。この理由は、例えば何かトラブルが起きたとしても原因が担当者同士の相性の悪さだったり喧嘩両成敗的なこともあり、論点がその会社の姿勢そのものの問題ではなくなってしまう恐れがあるからです。良い点を評価・投票制にして年間のランキング・表彰のようなものを作りそれが権威化できれば、かなり業界改善には効果あるのかなと思っています。こうすることで生まれるメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。管理会社:客付業者は高評価(対応・品質・効率が良い)の会社の物件を積極的に紹介しようとするので、自社物件の部屋が埋まりやすい→オーナーからの評価向上、管理も集まりやすい。客付会社:丁寧に案内・契約業務をすれば契約後も入居者トラブルや短期解約が減るので、管理会社から自社の入居申込を優先してくれたり報酬を上げてもらえたりする。うーん、良いこと尽くし。コンシューマー向け評価システムと、業者間の表彰システム。誰か作ってもらえませんでしょうかね。うちで作ろうかな?ということで、絶対に我々が認識をしなくてはいけないのは、売っているのは不動産ではなく、信頼であるということ。これは絶対忘れないようにしたいです。そのためのシステムが必要です。

不動産業界はなぜFAX主義から抜け出せないのか?

「当社のルールなので」に逆らえない現実 不動産業界はなぜFAX主義から抜け出せないのか?その前に不動産業界(主に賃貸)のパワー関係について整理してみます。 まず、不動産業界で一番力を持っている人は誰か?それは土地や建物など不動産オーナー。ではオーナーはどんな人が多いか?多くは中年〜年配と呼ばれる年長世代です。法人がオーナーの場合でもその代表者は基本的に年長年代ですよね。 では、オーナーはどんな不動産業者に業務(管理や募集等)を依頼するのか?多くの場合それは地元の老舗や大手さんです。何故なら、不動産という大きな財産を預けるなら、付き合いの長いところや名のある大手に預けた方が安心だから、至極当然ですね。そして不動産業の業務ルール決めているのも老舗・大手、そちらの代表者も殆ど年長世代。ちなみに公正的なルールを実質的に決めているのは宅建協会になりますが、協会の理事等もやはり同様の企業の年長世代を主とした幹部の方々で成り立っているわけです。 それに続くのが、若年世代
の多い仲介・販売業者となります。僕はその末端(笑)。これらは基本的に、ご紹介したお客さんがその不動産を借りれない(買えない)となると事業として成り立たなくなるので、オーナーから実質的に借り手の選別を委託されている老舗・大手のルールに従う必要があります。簡単に言うと「絶対FAXで送って下さい。当社のルールなので」と言われると逆らえない。 つまり、不動産業って基本的に年長世代が絶大なパワーを持っており、若年世代は年長世代が決めたルールに従うしかないわけです。そして、本当に申し訳ないのですが、年長世代がリードする業界は従前のやり方を繰り返すので、業務改革は起きづらい。辛辣に聞こえるかもしれないですが、これは事実です。頑張ってる企業もありますけどね。現場の人間は疲弊している では他の業界でいうと、ITはどうでしょうか?例えば昔は学級の親の連絡網の手段が電話でした。それがスマホが一般化してLINEで共有することで、スピーディーに正確に伝わり便利になりました。そんな中で一部の人が「私はスマホ持っていないからLINEは反対!」と言ったとしても、あとの99人が持っていれば「申し訳ないけど皆スマホ持ってるのでLINEでお願いします」となる。便利が正なわけです。 不動産業界は不動産を沢山持ったり管理しないと影響力を示せないけど、ITはみんなに便利なものさえ提供すれば圧倒的に広まって影響力を示せて事業になる。お金の無い若者であっても伸し上がれる業界なわけです。これで世界トップクラスの企業に成長したのがGoogleやFacebook、日本でもLINEなどが挙げられますよね。 ノルマ主義とかも原因としてはあると思いますが、不動産業界が一体となって効率化を図れないことによって、現場の人たちが物凄く疲弊している気がするんです。噂を聞くに離職率も高いのではないかと。FAXひとつにしても、大体の営業マンは案内先から事務所に帰って送付状作って流してますよね。流しても届いてないとか、潰れて見えないとかでまたやり直しになったり。外からノートPCでメールで送って直帰するのとは、雲泥の時間差があります。 他にも例えばオーナーから募集委託された管理業者から、入居申込の時に、保証会社と当社形式の申込書2枚送って下さいと言われることがあります。全く同じ内容のものを手書きで2枚書くわけで、結構な時間がかかるんですが、「当社はそういうルールなので」と言われると、突っ込んでも仕方ないので、こちらも従うしかありません。でもみんな「無駄じゃね?」ということは薄々感づいているはずなんです。 こういう時、相手が他社の人間であっても、うちがこうすれば、向こうは動きやすくなるな、とか少しでも考えられたら。つまり業者間の相互理解が深められれば、不動産業務はもっと効率化し、働きやすい業界になるんじゃないかな、と思うんです。効率化を共有するネットワークを作りません? 誤解なきよう一応補足ですが、FAXを全否定しているわけではなくて。FAXもその場の環境によっては便利なものですし、FAXでくれと言われればそれで送ります。先方さんがFAXが一番便利そうだなと思った時はFAXで下さいと言うこともあります。ちなみに僕は殆どeFAXを使ったり、PDFで受信できて外でもスマホで見れるようにしています。 ということで、前述のパワー関係があるので業界そのものを変えられないのは理解しつつも、効率化に理解のある人だけでも集まって、「これってこうしたらみんな楽だよね?」「俺たちの中だけではFAX禁止ね」みたいな効率を共有できるネットワークを作っていけないかなと思っています。。ある程度大きくなってくればそこで宅建協会に提言できたりもするでしょうし。 賛同できそうな方は、一度お話してみたいのでご連絡頂けたら幸いです! 余談ですが、将来的には自動車のネット損保のように、WEBで賃貸契約が完結するんだろうなぁと思っています。そうしたら相当な業務削減になります。僕らの仕事の大半がなくなりそうですけど。笑

激マニアック物件「Maruhachi」がほぼ満室に!

 福岡ボートレース場の入り口脇にある元質屋&角打ち物件という、パンチが効きすぎな物件「Maruhachi」がこの度、ほぼ満室になりました。"ほぼ満室"というのが、企画当初から予定していた募集区画は埋まり、1階のスタジオはレンタルスペースとして時間貸ししつつ、一応賃貸募集もしている、といった状況のためです。 思えば、オーナーであるリーシングサポート五島さんから昨年この物件の活用についてご相談頂いた時、あまりにもエリア的なロールモデルとか前例がなさすぎて、なかなかこれだ!という企画が正直思いつきませんでした。そのうち「スモールオフィスで進めていきたいと考えている」というお話になった時に、うわ〜できるかな〜と不安だったものの、R不動産在籍時にスモールオフィスのリーシングはいくつかやらせて頂いたり、コンバージョン案件みたいのも多少関わってノウハウはある程度蓄積できていたので、そういうのを活かせればなと思い、参画させて頂いたのです。 とは言え、前を通る人は100%競艇客だし、なんだか都会でも田舎でもない特殊立地で、こりゃ新しい人の流れ作るの大変だなと思い、「これ、オフィス以外でよっぽど何かしらの特徴作らないと人来ないですよ」と話しました。そして、思いついたのがレンタルスペース。これは中央区港の造船所近くというこれまた特殊立地で前々から企画・管理・募集等で携わらせて頂いてる90㎡のシェアスタジオ「スタジオポルト」の事例を合体させるというものでした。 また面白いことに天神エリアでのレンタルスペース23箇所を調査したところ、なんと全て空中階で1階は皆無!そりゃそうですよね。店舗で貸したほうが安定しますから。でもここはこんな立地だから普通の商売は難しく、逆に時間貸しにした方が良いわけです。1階ですと、イベントやポップアップショップなどに活用できたり、撮影でも機材の出し入れが容易ですし。 ということで1階の43㎡ほどのスペースをレンタルスペース、上は、スタートアップ・フリーランス熱が加熱している割にはまだまだ福岡で不足していると思われる、3〜4坪程度のスモールオフィスで組み合わせることに。また改装予算も抑えるために、敢えて未完成・ざっくりな内装にして、DIY型賃貸にしましょう、そして多くの人にとって頭の痛い原状回復義務をなくしちゃいましょうという提案も。これは樋井川吉浦ビルの吉浦さんからの学びです。

「楽しい」もしくは、「ヤバい」が大事?

 少し抽象的なテーマになりますが「努力」の定義について考えてみました。 「努力」を辞書で調べるとこうです。[目標の実現のため、心身を労してつとめること。ほねをおること。] 努力は過程であり、それによって得られたものが成果である。これが一般的な認識ですよね。 しかし、色々考えていくと努力とはある意味、「結果」ではないかと思うようになりました。 僕は、成功者の自伝を読んだり身近な人の成功体験を聞いたりするのが割りと好きで、それに至る過程というのは、大きく下記の2パターンに分けられます。①好きで楽しくて仕方ないので夢中にやっていたら成功していた→夢中パターン②自分がやらなきゃヤバい状況になったので、必死にそれを解決しようと動いてたら成功していた→必死パターン 夢中パターンだと例えばオタク系。宮崎駿やイチローなどそれが好きすぎて寝食惜しんでまで没頭するタイプの人が該当します。幼い頃からPCオタクだった人が巨大IT企業を築いたりとかもそう。必死パターンで言えば、スタートの段階で詐欺にあってしまったり、USENの宇野社長のように、莫大な借金を抱えた会社を父親から引き継ぎ、必死に返済していくうちに勢い有り余って会社も大きく成長したりなど、マイナスからのスタートで成功したという、火事場の馬鹿力的に成り上がった経営者も多いですね。 何も成功とはこれらのような大きなものに限らず、日常の小さな成功体験でも当てはまります。例えば普段のダイエットが続かなくても、「結婚式のドレス着る為に痩せる!」と決意すると殆どの人が成功しますけど、これは必死パターン。売上成績が優秀な営業マンには「これが駄目だったらこう試してみよう、あれで成功したから次もやってみよう」のように、営業自体をゲーム感覚で楽しんでいる人が多く、これは夢中パターン。  「いやいや、楽しくもなくヤバイ状況でもないけど、純粋に目標に向けて苦しいことを毎日耐えてる人も沢山いる!」という思う方もいるでしょう。しかしそういう状況でも、「自分はその目標に到達しないとヤバイ!」とある種、強迫観念的に自分を追い込んでいる必死パターンであると言えます。 夢中と必死のパターンがミックスすることも多いです。僭越ながら、僕の例で言えば、とても小さな成功体験ではありますが、マラソンのタイムが上がった時。普段ラン仲間と走ったり大会に出場することはとても楽しい。では、なぜ普段一人でも走るのか?それは、体力が落ちたり体重が増えたらヤバい、次の大会でタイム更新ができないと自分的にヤバいから、という両方のモチベーションで動いた結果であるとも言えます。 つまり、人というのは、「楽しい」か「ヤバい」状態にならないと頑張らないんですよね。その後成功を収めた時、「あっ、自分が今までしていたことって努力だったのかも?」と気付くのです。ですので、努力とは後から定義されるもの。ある意味、結果でもあるというわけです。しかし一般的には努力=苦行というイメージがあるために、「努力しよう」と決意して実行しても殆ど続かずに終わります。 ということで、もし「社員や部下が全然主体的に働いてくれない」という悩みをたまに聞きますが、「楽しい」もしくは「ヤバい」状況を作れていないことに問題があるのかも知れません。今の正社員という雇用体系でヤバイ状況を作るのはなかなか難しいとは思いますが・・。 ただ、自分自身が必死になる状態は割と簡単に作れます。自分の目標を声に出したりSNS等で発信するという、よく聞くワザです。「絶対にKOで倒す」と試合前にボクシングの選手などがよく使う手で、言った手前やらないとヤバイ状況に持っていって自分を追い詰めるというものです。しかし、本当にそうなりたいと思っていないと、ただ目標を言っただけで終わってしまうので注意が必要です。 目標がなかったり楽しいと思えることがない人は、自分の欲求に敏感になってとにかく色々試してみるしか無いのではないでしょうか。そこで飽きたりしたら向いていないということでまた次の興味を探せば良いだけです。 余談ですが、僕は20代の頃、ランニングを日課にしようと挑戦しても1ヶ月も続かないという失敗が4,5回ありました。しかし今はもう3年以上続いています。これは、31歳の時に初めて大会に参加して本当の楽しさを知ってしまったからです。ですので、「自分も毎日走って身体を鍛えたいんだよね」という人には一様に「じゃあまずはマラソン大会にエントリーしちゃいないよ」と薦めてるのですが「そんなの無理無理!」となかなか実行に移してくれる人はいません(笑)

期待しないということ。人事を尽くして天命を待つ。

 「期待しない」という言葉を聞くと、なんとなく非情なイメージを持ってしまいます。上司や指導者などから「お前には期待していない」と言われたらショックですよね。しかし、期待しないということは、本当にいけないこと・ネガティブなことなのだろうか?ということを最近考えました。 「期待」という言葉を辞書で調べるとこうなります。[ある人がそれをするのを(他の人が)あてにし、心待ちに待つこと。将来それが実現するように待ち構えること。] 「あてにする」という言葉が示すように、期待するということは、見方によっては自己中心的・他力本願的な考えとも言えます。期待通りの結果を得られた場合は良いでしょうが、そうでなかった場合待ち受けるのは落胆です。また期待を受ける側にとっては、努力する原動力になることもありますが、反面、苦痛・プレッシャーにもなります。期待に応えられなかった場合、やはり受けた側も落胆するのです。 つまり期待は無駄な心の痛みを生む可能性があるということ。そのダメージを考えたらあまり避けた方が良いという結論に自分は至りました。  これを不動産業に置き換えてみます。例えばこの仕事は、どうしても申込・契約キャンセルというものがたまに発生してしまいます。始めた当初は、やはり落胆していました。何故なら、勝手に期待してしまっていたから。なぜ期待していたのか?恐らく、自分の数字など自己都合的なことと、これが決まればオーナーなどの利害関係者が喜んでくれるだろうという希望的観測があったからだと思います。 しかし、今はそういったことが発生しても殆ど落胆しなくなりました。何故なら期待をしなくなったからです。しかし、期待をしないだけであとは何もしないというわけではありません。お客さんの為に、できることは必死に精一杯する。時に過剰にまで動いて、結果的に喜んで頂ける結末になるよう確率を高めることに集中する。やりきったら結果を待つのみ。駄目だったら原因を探って次に繋げる。 このことは仕事だけでなく、子育ても同様です。子供に将来こうなってほしいという期待は、やはり本人にとっては重荷になります。ですので我が子には、最低限のことさえ身に着けていれば、どんな生き方をしても構わないと思っています。最低限のこととは、礼儀や思いやりの気持ちを持つということです。これも期待はせずにしっかりと教えられることを教えていくのみです。 きっとこれが「人事を尽くして天命を待つ」ということなのでしょう。これは高校時代の野球部の監督がよく口に出していた言葉で、当時からなんとなく意味はわかっていたつもりですが、「期待しないこと」とリンクするんだなと最近気づきました。 冒頭でも述べたように、場合によっては、受ける側が努力するときの原動力にもなるので、期待が絶対悪だとは言いません。ただ、「期待しない」だけで、世の人々もかなりストレスから開放されるのではないでしょうか。「なぜ言ったことができないんだ」「あの店はサービスが悪い」・・クレーム・文句・叱責は大方「こうしてくれるだろう」「こうあるべきだろう」のような過度な期待が原因です。10代の自殺も、親からのそれで子が逃げ場を失った結果・・というケースが多いはず。 このようなことは「嫌われる勇気」で有名となったアドラー心理学でも語られています。 「他者は、あなたの期待を満たすために生きているのではない」 つまり、想定外の結果にならないための努力、想定外の結果になった時の次への対策。結局これが重要なのだと思います。