新規テレアポ・飛び込みの人に最低限知ってもらいたいこと


創業して3年超、こんな零細の僕みたいなところにも毎日のように営業電話がかかってきます。飛び込みも多いです。はっきり言って迷惑には変わりないですが、僕も若い頃は同じような仕事をしておりましたので、その仕事自体を完全否定するつもりはございません。


近い将来、AIなんかに代用される仕事ですし(まぁ僕らもうかうかしていられないんですけど笑)、あと10年ぐらいの我慢?と思っていますが、これだけWEBマーケティングが発達した中でもまだまだアナログ手法が根強いですね。


IT業界の方のように、会社の電話番号は公開しない、連絡はすべてSlackかSNS、最悪メールで・・みたいなやり方は非常に憧れますけど、不動産業だとそれはまだまだ難しそう。というかまだまだ現役バリバリにFAX使わざるを得ないわけで。


そこで、もう諦めの境地。
電話・飛び込みするならするで、最低限わかっていて欲しいことをこの場でお伝えさせて頂きたく。


ちなみに、下記記載するのはド新規テレアポの場合です。ご紹介だったり、以前少しでもお付き合い・やり取りのあった会社さんは該当しません。


☑最低限知って欲しいこと①

「新規アポイントを受ける確率の低さ」

僕は裏側を知っているだけに、電話や飛び込みがくると途端に冷めてしまうというか、異様に拒否してしまう傾向があります。よって僕が新規アポを受けたのは3年に1度だけです。1件だけOKしたのは、丁度その内容について日々考えていた矢先にそれと似たような電話が来たためで非常にレアケース。それ以外は内容的にちょっと興味あるかもと思っても、大体面倒くさいから断っています。「内容は興味あるけどテレアポで来られるなら無理」ってお考えの人は結構居ると思います。


☑最低限知って欲しいこと②

「あなた方の想像以上に社長はオフィスにいない」

大体の社長さんがそうだと思うんですけど、世の社長って大体外で会議か商談か営業してます。ですので、いつ事務所にいますか?って聞かれても、どんな人かも分からないのに、その時間に出社して待っているって結構キツいです。かの有名な幻冬舎の編集者である箕輪康介氏は、ホリエモンの著書を打診する際、彼のSNS等から異常な効率主義者というのを知っていたので通常のアプローチでは無理だと判断し「タクシーの移動中にインタビューを読んで、そこに解説を加えてもらうだけでいい」と伝え、そのコメントをまとめて本を作ったといいます。提案するならオフィスじゃなくても良いってことですよね。


☑最低限知って欲しいこと③

「成約だけでなく時間取られた人のこともちょっとは考えよう」

「今日は100件かけて3件獲得!よっしゃー!」みたいなノリって営業会社だとあると思います。上からプレッシャーかけられ、電話先では罵詈雑言浴びせられた中でやっと取れたのが嬉しいのは解りますが、あとの97件の人たちの手を確実に止めているのでそれに対しても「申し訳ない」みたいな気持ちを少しは持って欲しいです。あなたの成果の裏側にはその何十倍の被害者が居るというわけで、真の営業を目指すならその想像力も必要だと思いますけどね・・。


☑最低限知って欲しいこと④

「マニュアル読みは受けてにとっては非常にストレス」

理由は簡単で、僕らは人間なのでガチガチにマニュアル対応されるとベルトコンベアーに載せられたような気がして物凄いストレスを感じるんです。「最初にスクリプト読んで、YESだったらこう、NOだったらこう言う」みたいなのが見て取れて、めちゃくちゃ冷めます。そして話がつまらないので、どうせ掛けてくるなら変化球で来てほしいです。全然関係ない面白い話をして、「あれ、なんで掛けたんだっけ?あそうだ、実はですね・・」って本題入った方が全然話聞けますよ(笑)暇な時だけですが。


プロブロガーのイケダハヤト氏は「テレアポは公害だ」と言っておりました。忙しい時はそういう気分になるのも非常に解ります。以上、内々のお話でした。